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令和 2年12月定例会(第2号12月14日)

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    令和 2年12月定例会(第2号12月14日)


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    令和 2年12月定例会(第2号12月14日) 12月定例会     令和2年12月 境港市議会(定例会)会議録(第2号)   令和2年12月14日(月曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問  本日の会議に付した事件 日程と同じ  出席議員 (16名)     1番  森 岡 俊 夫 君      2番  景 山   憲 君     3番  米 村 一 三 君      5番  足 田 法 行 君     6番  田 口 俊 介 君      7番  柊   康 弘 君     8番  平 松 謙 治 君      9番  岡 空 研 二 君     10番  築 谷 敏 雄 君      11番  永 井   章 君     12番  荒 井 秀 行 君      13番  吉 井   巧 君     14番  安 田 共 子 君      15番  長 尾 達 也 君
        16番  加 藤 文 治 君      17番  松 本   熙 君  欠席議員     な し  説明のため出席した者の職氏名 市     長  伊 達 憲太郎 君     副  市  長  清 水 寿 夫 君 教  育  長  松 本 敏 浩 君     総 務 部 長  築 谷 俊 三 君 総務部防災監   藤 川 順 一 君     市民生活部長   中 村 直 満 君 福祉保健部長   阿 部 英 治 君     産 業 部 長  柏 木 頼 文 君 建 設 部 長  灘   英 樹 君     総務部次長    渡 辺   文 君 福祉保健部次長  永 井 卓 真 君     産業部次長    木 村 晋 一 君                        教育委員会事務局長 建設部次長    柏 木 雅 昭 君              松 原   隆 君 秘 書 課 長  浜 田   潤 君     財 政 課 長  黒 見 政 之 君 教育総務課長   亀 井   功 君     生涯学習課長   黒 崎   享 君  事務局出席職員職氏名                        局長補佐兼議事係長 局     長  浜 田   壮 君              手 島 由美子 君 調査庶務係長   山 本 泰 淳 君     議事係主任    盛 岡 智佳子 君 ◎開  議(10時00分) ○議長(森岡俊夫君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。 ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(森岡俊夫君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。  署名議員に、加藤文治議員松本熙議員を指名いたします。 ◎日程第2 一般質問 ○議長(森岡俊夫君) 日程第2、一般質問に入ります。  なお、ソーシャルディスタンスが十分確保できている執行部席前列での発言は、マスク等の着用は不要といたします。  本日は、代表質問を行います。  まず、きょうどう代表、米村一三議員。 ○3番(米村一三君) おはようございます。会派きょうどうの米村でございます。12月定例議会に当たり、会派を代表して6項目の質問をいたします。市長並びに教育長に明快な答弁を期待いたします。  1項目めは、令和3年度予算についての質問です。  まず、次年度予算における重点施策について伺います。  令和3年度予算の検討が本格的になされる時期となっています。私は、次年度予算の最重点項目は子育てへの支援策強化と児童・生徒への教育費の充実であると考えます。  伊達市長は、子育てするなら境港、人口減少対策に徹底して取り組みますと選挙公約に述べておられます。子育て支援策としてどのような施策で対応されるのか、お聞かせください。  令和2年度予算補足説明資料によりますと、小学校児童の1食当たりの賄い材料費が267円、中学生は310円となっております。年間では小学生で5万730円、中学生で5万6,420円と示されております。  現在は就学援助認定を受けている家庭や学校給食を受ける児童及び生徒が3人以上いる家庭の給食費は3人目以降の給食費が免除されておりますが、全児童・生徒の給食費を免除してもよいのではないでしょうか。全員を負担なしとすれば、約1億3,000万円の財源が必要となります。財源的に一挙に全員の給食費免除が困難であるということなら、せめて2人目の子供の給食費も免除してはと考えます。市長のお考えをお聞かせください。  次に、空き家対策の具体案の説明を求めたいと思います。  市内に800軒以上も存在する空き家への対策は、伊達市長の推進される施策の重点項目であると受け止めております。11月に境港市空家等対策プロジェクトチームの設置が発表されました。これを機に本格的な空き家対策が実施されるものと思います。  従来から進めてきた事業として空き家バンク事業がありますが、空き家バンクへの登録件数は現状でどのくらいあるのでしょうか。  本年10月には空き家所有者などへの意向調査を実施されたとのことです。この調査を基に今後の空き家対策が構築されると思いますが、今までの空き家対策に加えてどのような事業をされようとしてるのか、その対策に対して、次年度予算においてどの程度の事業費を充てる考えなのかお示しをください。  地元紙の報道によりますと、智頭町では空き家バンクに登録されていた古民家を町が500万円で購入し、女性と子供のサポートセンターを運営する一般社団法人に無償譲渡し、国の補助金なども活用しながら約5,000万円かけて大幅に改修して、完成後は産前産後の母子ケアに対応できる施設として活用していくとのことです。  古民家を活用することによって、先人の残した家造りの技術を次世代に継承していくとの思いから、使われていたはりや柱を残しながら大幅に改修したとのことです。  この施設には、助産師やスタッフが常駐し、夜泣きや母乳についての相談をいつでも受けられる体制にするとのことです。町と民間団体が連携して行う事業の好例だと思います。ぜひ参考にし、本市の事業を進めてはと考えます。市長の所見を求めます。  続いて、地域活性化につながる活動への助成について伺います。  活発な地域活動を展開する団体を積極的に支援することが活発な地域活動を育成するとの思いからの質問をいたします。  先般、竹内町で自治会主催グラウンドゴルフ大会が行われました。ふだんはグラウンドゴルフと縁のない私も人数が足らないとのことで呼びかけがあり、参加しました。  この会場となったのは、通称とんど広場と言われている竹内団地内にある広場で境港管理組合より埋立造成の際の取決めで使用が許可されており、かつては年に1回とんどさん行事に使用されているだけでした。  いつの頃からか、グラウンドゴルフ愛好者が、自らの手で整地・芝張り・除草などの手入れを行い、とてもきれいに維持管理されております。天候のよい日は毎日のように、愛好者が集い、20人から30人の人が楽しんでおられます。  愛好者の中心となっている方からお聞きすると、今後も毎年少しずつ芝張りを進めていくつもりだ。しかし、常連の参加者で資金を拠出しなければならないので、なかなか進まない。30万円くらいの資金があれば、広場の必要な部分を芝生化することができ、さらに環境のよい広場となるのだがと話しておられます。  担当課に問い合わせるとこのようなケースは、現在の制度としてある市民活動推進補助金の助成要件には当たらないとのことでした。  自発的に活動する団体への助成金が投入されれば、さらに楽しく集い、活動できるのではないでしょうか。参加者のほとんどが老人世代です。太陽の下で体を使ってゲームを楽しむことによって、健康維持にも役立つと考えます。  年間数万円の助成で多くの人の健康増進に役立てば、有効な予算であると思います。新たな助成制度を創設していただきたいと考えます。市長の所見をお聞かせください。  この項目に関連しまして質問を同僚の平松議員が行います。  2項目めに、伊達市長の基本的な政治姿勢に関して伺います。  伊達市長は、まちづくりに取り組むに当たってのキーワードの一つに共生を上げておられます。共生社会の意味合いは、障がいがある、ないにかかわらず、女の人も男の人も、お年寄りも若い人も、全ての人がお互いの人権や尊厳を大切にし、支え合い、誰もが生き生きとした人生を送ることができる社会だとされています。  市が構築した公助に加え、地域や企業による共助が伴い、また、当然のことながら個人個人の自助に取り組む姿勢も大切なものであろうと思います。  市政概要報告によりますと、共生社会へ向けて幾つかの事業が既に開始されているとの報告があり、市長の意気込みを感じることができます。  共助の主軸となるのは、各地域の自治会であろうと思いますが、現在でも多くの役割を引き受けていただいています。さらに協力を求めるにはそれなりの自治会への助成が必要であり、それなくして協力だけを求めても共感が得られないと考えます。  自治会への活動費や活動の拠点となる自治会館の整備を進めていく必要があるのではないでしょうか。市長の共生を進めるに当たっての基本姿勢をお聞かせください。  次の質問に移ります。私は、健康づくりで笑顔あふれるまちづくりを推進してはと考えます。  健康が一番との言葉をよく耳にするように、笑顔の源は健康づくりではないでしょうか。伊達市長の提唱される笑顔あふれるまちづくり健康づくりの推進を基盤に据えることであろうと考えます。  市政概要報告によりますと、健康づくりの課題解決に取り組むフィットネススタジオと連携し、ヤング健診受診者にスタジオのプログラムを紹介し7名の方が既に取り組まれたとありました。今後は特定健診で生活習慣の改善が必要な方にも推奨するとの報告を見て、本年9月議会において、事業者との連携を提唱した者としては、我が意を得たりとの思いです。  前期高齢者となられる方にも積極的に推進されたらと考えますが、市長の所見を伺います。  この項目に関連し平松議員と柊議員が質問をいたします。  3点目の項目は、市民生活の安全・安心についてです。  まず、新型コロナウイルス感染症対策について伺います。  本市の市庁舎の予防対策に関してです。  11月26日に議会改革推進特別委員会の一員として日野町役場へ視察訪問をしました。  日野町役場に着いて、まず目についたのは、感染予防が徹底していることでした。玄関入り口には足踏み式の消毒薬が置かれており、その隣に検温の設備もありました。町民が訪れる接遇カウンターには天井からカウンターの20センチメートルくらい上のところまで、横幅は右側の壁から左側の壁まで、隙間なく遮蔽するビニールが張り詰めてありました。  3階の議会会議室に着きますと、テーブルは1人ずつアクリル板で区切られており、飛沫への配慮がされていました。入り口ドアは開放してあり、外に面した2か所のガラス窓が40センチメートルくらい開けてありました。当日は気温12ないしは13度くらいでしたから寒さを感じながらの研修会議でした。  帰ってから本市の庁舎を見ますと、玄関や西側入り口に消毒液は置いてありますが検温器はなく、各課の受付カウンターの遮蔽は間を空けて一部分だけのものでした。日野町役場の整備具合に比べて随分と見劣りする感染予防対策であるように見えました。昨今の感染拡大を考えると、もっと感染予防対策を厳密にする必要があると思います。市長の見解をお示しください。  次は、鳥獣の被害防止について伺います。  人によってその感覚は異なるでしょうが、日々の平穏な暮らしの中で市民を不安にさせるような問題は、多様な手口の詐欺犯罪や蔓延が拡大しつつあるコロナ禍、さらには原発の事故など様々あるでしょうが、今回は鳥獣の被害について質問いたします。  近年、日本全国で熊・イノシシ・鹿などが市街地に出没して、農作物の被害や襲われてけがをしたとの報道を頻繁に耳にします。山林のない本市においても、まれにではありますがイノシシや鹿の目撃情報が報道されています。  担当課に確認しますと、本年度に入って9件ほどのイノシシの目撃情報があり、そのほかにもイノシシの足跡があるとの報告や、監視カメラに鹿の姿が映っていたりしているそうです。幸いなことにけがをしたケースはないようですが、十分な対応が必要になってきているのではないでしょうか。  イノシシなどが出没した際には、猟友会や警察と連携しながら対応されているようですが、担当課には対応するための十分な器具や備品が準備してあるのでしょうか。対岸の島根半島では鹿やイノシシの姿が多く見られるようになっているとのことです。いずれ本市にも頻繁に出没することが予想されます。本市でも対応の準備が必要ではないでしょうか。市長のお考えをお聞かせください。  農業を一つの楽しみとして作物の栽培に当たっている人が、カラス・キジによる被害が多く、せっかく実った作物が食べられてしまい収穫までいかないことが多々あると話しておられました。そのような被害の訴えの現状はどうなのかお聞かせください。  この項目に関連して平松議員より質問をいたします。  4項目めに、業務改善や効率化の推進についての質問をいたします。  まずはデジタル化ICT化キャッシュレス化の方向性について伺います。  新たに発足した政権においては、デジタル庁を発足させデジタル化の推進を強力に進めようとしており、地方のデジタル改革についても後押しする方針と聞いております。特にコロナ禍に見舞われたことから、デジタル化ICT化キャッシュレス化の進展が求められてきております。  デジタル化のメリットとして、手動が自動化になり便利かつ効率アップとなる。正確性が増し、誤差が減る。管理・管轄が円滑にできる。経費・人件費などのコスト削減につながるなどが言われています。  しかし、一方では次のようなデメリットも上げられています。物事を当たり前として捉えてしまう。固執するがあまり、それに対して依存性が出る。ウェブ上でのトラブルが発生することもある。本来あるべき形の、人の温かさを忘れること等々です。  そうはいっても、デジタル化の流れは今や止めようもなく進んでいく時代となっています。本市のデジタル化の方向性についてお示しください。  デジタル化ICT化の進展は人的労力の削減の一面を持っています。新システムの導入により多少人的に余力が生まれたとしても、すぐすぐに要員削減に結びつけないでほしいと考えます。本市は職員数を絞りに絞った状況にあるからです。機械にはできない思考力を発揮する仕事には、ある程度の余裕が必要であると考えます。  省力化ができたとしても、現状の要員から削減は容易に行わないということが肝要ではないでしょうか。市長のお考えをお示しください。  県下でも米子市・八頭町が手数料などをカードで支払うことができるキャッシュレス決済を導入されたとの報道がありました。私も小売店での支払いをPayPayやカードで行うことが、随分増えてきました。釣銭が要らないことや、カード支払いではポイント獲得などの使う側にもメリットがありますから、今後は使用者がますます増加するものと思われます。  市政概要報告によりますと、コンビニエンスストアでの公金収納や住民票などの交付が準備されているようですが、本市でのキャッシュレス化はどのように取り入れていくのかお示しください。  この項目に関しまして柊議員より質問をいたします。
     5項目めは、産業振興について質問いたします。  まず、GoToイート加盟店拡大と利用の促進について伺います。  とっとりGoToイートキャンペーンが11月6日からスタートし、来年の3月31日まで展開され、鳥取県の発行総額は50億円となっています。  私も早速、近くのコンビニで食事券を購入し、少しでも市内の飲食店で使用したいと思い、加盟店を確認したところ11月4日現在で市内に46店舗の加盟がありました。11月末に加盟店は60店舗に拡大してはおりますが、未加入の店舗がまだまだあります。  8,000円の現金に2,000円のプレミアムがつき、1万円になって飲食店で消費されるわけですから、市内への経済効果は大いにあると思います。コロナ禍で大きく被害のあった飲食店にとって絶好のチャンスだと思います。市としても加盟店を拡大し、この地域の消費を増加させる策に力を注ぐべきではないでしょうか。発行総額が限定されていますから、早期に取り込むことが、地域全体の経済活性化のかさ上げを図るチャンスだと思います。  このキャンペーンへの市の取組について、また、経過の状況を把握しておられるのでしょうか。  この事業についてどのような見解をお持ちなのかお聞かせください。  次に、クルージング観光について伺います。  大山を望む美保湾・島根半島ガイドつきで観光できるコースの開発によって、鬼太郎と魚のまち境港にさらに魅力が拡大するのではと考えます。  先般、松江市観光協会が美保関町と島根半島を巡るクルージングツアーを売り出し、かなりの利用者があると聞き、会派きょうどう運営関係者に体験を申し込みました。ふだんは美保湾を漁場として釣り船を運営しておられるクルーザーの船長は、弓ケ浜・大山・島根半島を望む美保湾からの眺望は絶景であると高く評価しておられました。  かつて、テレビ番組制作に訪れた釣りのプロフェッショナルの方からも、この美保湾は日本でも指折りの漁場であり、眺望のよいすばらしい環境であるとの評価をされたと船長は語っておられました。ふだんは何げなくごく当たり前に感じている光景ですが、実際に乗船してみると船上からの眺めは他の地域の観光客には大いに喜ばれるだろうと感じました。  島根半島ジオクルーズと名づけたコースのガイドを務めることもある松江観光協会美保関町支部の事務局長さんにツアーを再現していただきましたが、風景・地形などについてのガイドだけでなく、この地域にまつわる神話や言い伝えなどについての説明が船上であり、観光客を引きつける魅力は十分にあると再発見しました。境港市と松江市がタイアップし、新たな観光コースを売り出してはと感じたところです。  関係者と調整しぜひ実現につなげていただきたいと考えます。市長の所見をお聞かせください。  続いて、荒廃地解消事業の継続をとの観点で質問をいたします。  農用地区域耕作放棄地を再生するための基盤整備を行い、若手農業者など農地拡大に意欲のある担い手農家に農地の集積を図るとして、農地耕作条件改善事業が平成30年より取り組まれていました。この間に継続して取り組まれていた事業が産業中央線沿い耕作地希望の農業者がいないとして、令和2年度分の計画は取りやめとされています。  30平方キロメートルほどの面積しかない本市で、荒廃農地が大きく目立ちます。荒廃地対策は、今後も進めていく事業だと思います。農業者の農地需要はもうないのでしょうか。仮にないとするなら、工業用地として転用する施策を進めることも視野に入れて計画し、荒廃農地対策事業を進めてはと考えます。市長の見解をお示しください。  次に、水木しげる記念館の在り方について伺います。  先月、第1回の検討委員会が開催され、建て替え候補地整備手法等について説明し議論が交わされたとの報告がありました。今後の観光行政についての重要な案件であると考えます。その具体的な内容についての説明を求めます。  最後の項目として、教育問題について質問いたします。  初めに、校庭の樹木管理費の予算化をとの観点での質問です。  校庭に植えられた樹木を見ると安らぎを感じられる方も多いでしょう。恐らく児童・生徒も同様ではないでしょうか。60年以上も前に学んだ余子小学校の校庭にあったプラタナスの木によじ登ったこと、正門付近の樹木には子供心に鬱蒼とした趣があったように記憶しています。  校庭の樹木はごくまれに手入れをされてるのを見かけますが、多分ボランティアの方ではないかと思って見ています。各学校の樹木の姿を見ますに、ほとんど管理がされていないのが現状ではないでしょうか。  校庭樹木の管理の現状について説明を求めます。  次に、部活の送迎についての質問です。  鳥取県教育委員会は、県立高校の教員が部活動などの遠征の際に内部規定に違反して生徒をマイカーなどに乗せていた事例が175件あり、教員83人を文書訓告や口頭厳重注意などの処分を行ったとの報道が10月下旬にありました。  この報道を目にしたときに真っ先に感じたのは、処分された教員の方々は大変お気の毒だなとの気持ちでした。多分、生徒の負担をなるべく少なくしようとの配慮でマイカーを使用されたのではと推測したからです。  県教委の内規では、全国高校体育連盟などが主催する公式大会の引率について出張扱いの公務となり、学校長が公共交通機関の利用が困難などの事情があると判断して許可すれば、教員がマイカーに乗せることができるとのことですが、練習試合などの引率は職務命令ではなく自発的な取組であるとされて、公務外で生徒をマイカーに乗せられないとされているとのことです。  確かに規定がある以上、内規違反となるでしょうが、割り切れない気持ちです。  本市での取扱いも、これに準じているのではないかと推測はいたしますが、どのような実情なのでしょうか。教育長の説明をお聞かせください。  以上、壇上からの質問を終わります。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 米村議員のきょうどう代表質問にお答えいたします。  まず最初に、令和3年度予算について6点お尋ねであります。  最初に、子育て支援策としてどのような施策で対応するのかというお尋ねであります。  令和3年度の予算につきましては、市政概要でも申し上げましたとおり、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化に伴い市税の減収が見込まれるなど先行きが不透明な状況の中、(仮称)境港市民交流センターの建設や新型コロナウイルス感染症対策などにより多大な財政需要が見込まれ、例年以上に厳しい予算編成を強いられております。  このような状況でありますが、子育て支援につきましては引き続きしっかりと取り組みたいと考えております。具体的な施策の例といたしましては、乳幼児健診や赤ちゃん訪問など様々な機会を捉えて子育ての不安や悩みを聞き出して支援を行っているほか、本年度からは保育料のさらなる引下げや産後ケア事業を無償化するなど精神的な負担感と経済的な負担感の両方の軽減に取り組んでおります。また、保育士の確保や負担軽減を図るため民間の保育士確保への支援やICTの活用に取り組んでいるところであり、来年度も継続していきたいと考えております。  中長的な方向性につきましては、現在境港市における保育の在り方についての検討を行っており、今後、パブリックコメントなど手続を経て本年度中に取りまとめる予定としておりますが、保育の受皿の確保、ゼロ歳から就学前までの一貫保育の推進、保育の質の向上といった点を柱に検討を進めており、引き続き市民の皆様のニーズを大切にしながら子育てするなら境港を実現してまいりたいと考えております。  次に、全児童・生徒の給食費を免除してもいいのではないのか、財源的に一度に全員の給食費免除が困難なら2人目の子供の給食費も減免してはどうかというお尋ねであります。  学校給食費の免除につきましては、就学援助認定を受けている家庭、学校給食を受ける児童あるいは生徒が3人以上いる家庭のうち3人目以降の児童・生徒の給食費を免除する制度があります。特に就学援助認定を受けている家庭への免除につきましては、県内他市が給食費の一部を免除あるいは補助しているのに対し、本市では給食費の全額を免除しております。さらに本市の給食費は県内4市の中でも最も安価であることなどから、当面は現行の制度を継続していきたいと考えております。  続いて、空き家バンクへの登録件数は現状でどのくらいあるのかということであります。  現在本市の空き家情報バンクに登録されている物件は1件であります。なお、まだ登録に至っておりませんが、登録手続中の物件が6件ございます。  次に、今までの空き家対策に加えどのような事業をされるのか、その対策に対して次年度予算においてどの程度事業費を充てるのかというお尋ねであります。  本市におけるこれまでの空き家対策は、特定空家の解消に重点を置いておりましたが、今後は利用可能な空き家の利活用の促進や利用できない空き家の除却を推進することにも力を入れ、これらの対策に必要な補助制度の創設について現在空家等対策プロジェクトチームで検討を進めております。  また、空き家の発生予防などを促すための啓発や広報、空き家に関する相談会やシンポジウムの開催などにも引き続き取り組み、様々な角度から対策を進めてまいりたいと考えております。こうした対策に必要な費用については、新年度予算に盛り込むこととしております。  次に、智頭町の古民家を活用した事例は町と民間団体が連携して行う好事例だと思う。本市でも進めてはとのことであります。  空き家の有効活用を推進していく上で、民間業者等との連携は重要であると認識しております。こうした民間が連携した取組については、引き続き先進的な事例の情報収集や分析を行い、空家等対策プロジェクトチームにおいて検討してまいります。  令和3年度予算について最後のお尋ねであります。自発的な活動をする団体への新たな助成制度を創設してはどうかということであります。  境港市民活動推進補助金は、市民活動の活性化を図ることを目的とし、市民が自主的に参加して自発的に行う営利を目的としない社会貢献性を持つ活動と定義しております。  対象となる事業については、市民活動団体の設立準備や今まで行っていた活動をさらに広げるための事業等が対象で、多くの一般市民も参加できるということが条件となっておりますので、米村議員のおっしゃる事例については対象外となったところであります。米村議員から御提言のありましたような自治会活動は大変意義深い活動だと思いますが、新たな助成制度の創設については現在のところ考えておりません。  続いて、私の基本的な政治姿勢について2点お尋ねであります。  まず、自治会への活動費や自治会館の整備等を進めていく必要があると思う。また、共生を進めるに当たっての基本姿勢はとのお尋ねであります。  私は、子供、高齢者、障がいのある方、生活困窮者、外国人、性的マイノリティーの方、全ての世代やあらゆる境遇の人々が互いに尊重し合い、支え合って心豊かに暮らしていける共生社会の実現を目指しており、実現に向けては公助だけではなく、自助、共助がとても重要だと考えております。  その共助の中心的な役割を担う各地区の自治会につきましては、活動を支援する目的で自治会協力報償金として世帯数に900円を乗じた額を支給しております。  また、境港市自治連合会にも補助金を交付することで各地区への支援や活動の充実を図っていただいているところであります。  自治会館の整備につきましては、市が所有する集会所本体の修繕については全額市が負担し、備品の修理などそれ以外では自治会と市の間で締結しております管理委託契約において負担割合を決めております。今後、老朽化進んだ集会所が多くなっている現状を踏まえ、定期点検等により修繕箇所の早期発見に努め、損傷が軽微な段階で計画的に修繕を行う予防的修繕に取り組みながら集会所の快適な利用が継続できるよう努めてまいりたいと考えております。  また、自治会が所有しております集会所につきましては、境港市地区集会施設整備奨励金による支援で修繕、整備に係る負担の軽減に引き続き努めてまいります。  次に、健康づくりの課題解決に取り組むフィットネススタジオを前期高齢者にも積極的に推進すればとの御意見、御提案であります。  米村議員御指摘の前期高齢者を含む40歳から74歳までの国民健康保険加入者を対象とした特定健診を8月から実施しておりますが、健診を受けられた方で生活習慣の改善が必要とされた方等にフィットネススタジオの無料運動体験を御案内することとしております。市政概要報告でも申し上げましたが、ヤング健診受診者には既にフィットネススタジオを御案内しており、利用された方からは、運動習慣のきっかけとなった、ストレス発散や気分転換になったといった感想をいただいております。  個々のライフステージに応じた運動習慣の定着化は、本市の健康課題の一つとして認識しており、保健相談センターで開催した健康まつりにおいても事業者と連携し、音楽に合わせて体を動かすプログラムや筋力向上に取り組むプログラム等多様なニーズに対応できる様々なプログラムの紹介を行ったところであります。今後も様々な機会を捉え運動することの大切さや運動できる場等についての周知に努め、運動習慣のきっかけづくりを御提案したいと思っております。  続いて、市民生活の安全・安心について3点お尋ねをいただきました。  まず最初に、庁舎の新型コロナウイルス感染症の予防対策について感染拡大の状況を考えると、もっと厳重にする必要があるのではないかというお尋ねであります。  市庁舎の感染症予防対策につきましては、庁舎入り口等へのアルコール消毒液の設置、空調機による加湿、換気に加え、定期的に窓を開ける換気を徹底しているほか、窓口職場には透明の仕切りシートを設置するとともに、カウンターや階段の手すり、ドアノブ等の消毒を毎日行っているところであります。また、来庁する市民や職員同士の感染リスクを最小限に抑えるため、職員にはマスクの着用、手指消毒や三密の回避など新しい生活様式に基づく衛生管理を徹底しております。  今後、寒さが一層厳しくなりますが、暖房の運転基準を緩和し、引き続き外気を取り入れる換気を行い、予防に努めてまいりたいと考えております。  続いて、イノシシなどが出没した際に対応するための十分な器具や備品が準備してあるのか、いずれ頻発に出没することが予想される対応の準備が必要ではないかとのお尋ねであります。  イノシシなどが出没した際の対応といたしましては、境港警察署及び鳥取県猟友会境港支部と連携して現場確認や住民の被害防止のための広報を行うとともに、市ではイノシシ、鹿用の箱わなを1基保有しており、これを猟友会境港支部に設置していただいております。  先月には境港警察署、猟友会境港支部と三者でイノシシ対策会議を開き、イノシシの対応について検証するとともに意見交換を行いました。会議では、イノシシなどに対応するための箱わなや安全対策のためのグローブ、捕獲用の網の整備等の必要性を確認したところであります。  続いて、カラスやキジによる被害の訴えの現状はどうなのかというお尋ねであります。  カラスによる被害につきましては、ビニールハウスを破ったり白ネギの苗を踏み荒らしたりする被害があると伺っており、カラスが数多く飛来する中海干拓地では境港市中海干拓地営農組合が本年箱わなを1基から4基に増設され、10月末で昨年度1年間とほぼ同数のカラス等を駆除しておられます。  キジによる被害につきましては、家庭菜園で栽培されたイチゴやスイカ、キャベツなどの果物や野菜の被害が近年増加していると伺っております。対策として、防護ネットを張っておられる市民の方もおられます。  続いて、業務改善について3点お尋ねをいただきました。  最初に、本市のデジタル化の方向性についてというお尋ねであります。  国は、行政のデジタル化を牽引する組織としてデジタル庁を来年度中の創設に向けて準備を進めておられます。このデジタル庁の役割としては、国、地方のデジタル化を一元的に進めるもので、自治体の業務システム標準化、行政手続のオンライン化などがあると聞いております。  今後、人口の減少が進み、ますます労働人口が減少していく中、住民サービスの低下を防ぎ、またウィズコロナ時代を生き抜くためにも行政のデジタル化は避けては通れない道であり、本市でもICT技術を活用し、デジタル化時代に対応するための変革への取組が必要であると考えております。行政手続オンライン化による行政サービスの向上、行政内部のデジタル化による事務の効率化など、これまで以上に行政のデジタル化の推進をしてまいります。  次に、新システムの導入により省力化ができたとしても安易に人員削減を行わないことが肝要ではないかとのことであります。  本市におきましては、限られた職員数で日々複雑・多様化する市民ニーズや喫緊の課題に対応しており、職員一人一人の負担が増大しているところであります。デジタル化ICT化を積極的に活用し、業務改善や効率化を図ることで職員の負担を軽減し、市民と向き合う時間を増やしていきたいと考えております。  したがいまして、現状の職員数から安易に削減を行うのではなく、職員には職員でなければできない市民に寄り添う相談業務等に注力し、さらなる行政サービスの向上を図ってまいります。  3点目に、キャッシュレス化はどのように取り入れていくのかというお尋ねであります。  コンビニエンスストアでの公金の収納について来年4月の開始に向けて準備を進めているところでありますが、これに併せスマートフォンでの決済サービスによる納付も新たに開始したいと考えております。スマホ決済を利用することで市役所や金融機関に出向くことなく自宅にいながら市税や保険料等を納付することが可能となることから、支払い方法の選択肢が増え、利便性の向上が図られるものと考えております。  米子市や八頭町では、税金等の納付に加え住民票の交付手数料等でもスマホ決済を導入されましたが、利用状況等も検証しつつ本市のキャッシュレス化の推進について引き続き取り組んでまいります。  次に、産業振興について4点お尋ねをいただきました。  最初に、GoToイートキャンペーンへの市の取組、また経過の状況は把握しているのか、この事業についてどのような見解を持っておられるのかというお尋ねであります。  県内のGoToイートキャンペーンにつきましては、新日本海新聞社が中心となり事業を受託され、加盟店の募集からプレミアム付食事券の購入方法や加盟店の紹介など新聞広告により度々広報をされておられます。  全国的に事業が開始された10月頃より市民から市への問合せが増えたことから情報収集に努め、日々更新される市内加盟店舗の把握、食事券の販売場所、チラシの設置など市民への周知に努めてきたところであります。  加盟店の募集は今月11日で終了しましたが、食事券の販売は来月末まで、飲食店での利用は来年3月末までとなっております。本事業は、コロナ禍で打撃を受けた飲食業界や食材を提供する農林漁業者の支援につながるものであり、市民一人一人が感染防止策を取りながらお得に利用していただければと考えております。  次に、クルージング観光について、本市と松江市がタイアップして新たな観光コースを売り出してはどうかとの御提案であります。  松江観光協会美保関町支部が実施している神話語りとジオクルーズツアーは、境港公共マリーナから出発し、美保神社や美保関灯台、沖の御前を経由して地蔵崎までの間、美しい海や海岸線を眺めながら観光ガイドの解説を聞くクルージングであります。昨年度実施された体験モニターツアーに境港市観光協会と市の観光振興課の職員2名が参加したところであります。  米村議員御提案の新たな観光コースの造成等につきましては、松江観光協会美保関町支部や境港市観光協会等の関係団体と検討してまいりたいと考えております。  次に、農業者の農地需要はもうないのか、仮にないとするなら工業用地として転用する施策を進めることも視野に入れて荒廃農地対策事業を進めてはどうかという提案であります。  農業者の農地需要につきましては、特産の白ネギ栽培を中心に担い手農業者の規模拡大や新規就農者も見込まれることから、今後も圃場整備は適宜行う考えであります。  一方で、市域が狭隘な本市におきまして不足する工業団地を確保していくためには、荒廃農地を有効に活用していく必要があると考えております。現在改めて森林化等により再生不能な農地で港湾等からの交通の便が比較的よい土地を候補地として選定作業を進めており、今後、鳥取県や国と農用地区域の除外等についても協議を進めていくこととしております。  続いて、水木しげる記念館あり方検討委員会の議論の具体的な内容について説明をとのことであります。  先月26日に開催された本年度第1回目の水木しげる記念館あり方検討委員会におきましては、担当課が現在地を含む水木しげるロードの近辺や海岸通りに面した場所など9か所の建設候補地の現況とそれぞれのメリット・デメリットなどについて説明を行った後、委員による活発な議論が行われました。  主な意見としましては、水木しげる記念館は水木しげるロードのシンボルでもあり、ロード沿いの立地がよい。現在の記念館は、境港駅から歩いて適度な距離、800メートルでありますが、適度な距離にあるなど、現在地が最も適切との方向性が出たところであります。  また、整備手法につきましては、官民が連携するPFI手法も含めて総合的に判断すべきとの御意見をいただきました。  次回の在り方検討委員会は来年2月に開催を予定しており、建設候補地についての最終的な御提言をいただくこととしております。  私からは以上であります。 ○議長(森岡俊夫君) 教育長の答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 米村議員の会派きょうどう代表質問にお答えをいたします。
     教育問題について、初めに、校庭の樹木管理の現状についてはどうかというお尋ねでございます。  市内小・中学校の校庭に植えられた樹木につきましては、電線や校舎に樹木が接触する場合、落ち葉等が近隣の住宅敷地に落ち苦情をいただいた場合、強風や積雪による倒木や枝折れ等により児童・生徒に危険を及ぼすおそれがある場合に限り専門業者や学校職員、ボランティアの方にお願いをし剪定や伐採等の作業を実施しております。  次に、部活動における生徒の引率についての実情はどうかというお尋ねでございます。  中学校体育連盟、文化連盟及び県のスポーツ協会等が主催する公式大会やコンクールにつきましては、生徒の引率に伴う交通費や宿泊費は市が負担しており、その移動には公共交通機関や市が所有するマイクロバスを利用しております。  また、各競技団体主催の大会、練習試合及び合同練習等につきましては、近隣で行われる場合は生徒自身が自転車で移動しており、遠方で行われる場合は各学校の部活動後援会費を運用しながら公共交通機関や市が所有するマイクロバスで移動しております。  部活動によりましては、練習会場までの送迎を保護者が自主的に行うこともありますが、部活動顧問が自家用車等で生徒を送迎することはございません。以上でございます。 ◎休  憩 ○議長(森岡俊夫君) 米村議員の質問の途中ですが、ここで休憩いたします。再開は午前11時15分といたします。        (11時01分) ◎再  開(11時15分) ○議長(森岡俊夫君) 再開いたします。  米村議員の質問を続けます。  追及質問がございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 答弁をいただきましたので、続いて何点か質問をしたいと思います。  まず最初の予算に関してなんですが、市長答弁にもありましたように、現在のコロナ禍を考えますと、本市の税収が大きく伸びるということは当然想定できないかと思います。新たな施策に事業費を投入するとなると、既存の事業の整理なり縮小ということを考えざるを得ないという具合に思うわけですけども、その点に関して整理・縮小する事業ということはどのような項目があるのかという具合に考えておられますでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 米村議員がおっしゃられたように、新型コロナウイルス感染症の影響が非常に長期化する中で、当然企業収益、個人所得等減少は見込まれており、当然それに伴って国税、市税が一層厳しい状況になるということがもう見込まれております。境港市のほうも当然そういうことも踏まえて、費用対効果が非常に低くなったものとか、時代や市民ニーズに合わなくなった事業については整理・縮小等を考えてまいりたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) その辺の取捨選択というのをきちっとして、まず理由も明確にしていただきたいという具合に思います。  子育て支援について、答弁では、引き続き子育て支援は強化していくということを答弁されておりました。中でも保育料は引下げの方向で検討してるということでした。  私は給食費ということ取り上げたんですけども、人口を維持するためには合計特殊出生率を2.07が必要だと言われております。2名の子育てでも若干その線に近いわけですから、人口減少を減らす効果が、少なくする効果があるんではないかと思いますので、せめて2人目以降でも給食費をなしにしてはという具合に思うわけですが、仮に2人目を無料にするとなるとどの程度の財源が必要か試算はできませんでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 2人目以降の給食費の無償化について重ねてのお尋ねでございます。市長に代わってお答えをいたします。  仮に令和元年度の給食費で試算いたしますと、2人目の子供さん、児童・生徒が市内の小・中学校に587人在籍をしております。給食費でいいますと2,692万2,000円でございます。また、3人目以降の児童・生徒は114人在籍をしております。給食費としまして526万5,000円でございます。2人目以降の給食費を無償化する際に必要となる財源は3,218万7,000円となります。以上でございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 重ねて聞きますが、既に3人目は無料となってるはずですから、増額する金額は2,700万程度という具合に考えればよろしいでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) そのとおりでございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 当市の予算からしまして2,700万程度はひねり出せるような気もいたしますので、ぜひこの点も検討を重ねていただきたいなという具合に思います。よろしくお願いをいたします。  次は、空き家対策に関しましてお尋ねいたします。  先ほどの答弁ですと、現在空き家バンクに登録してある件数が1件で、今協議中のものが6件あるという答弁でした。  以前もこの空き家バンクの話が出たとき非常に少ない数だったという具合に記憶しておりますが、この少ない要因というのは分析しておられますでしょうか、お聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  灘建設部長。 ○建設部長(灘 英樹君) 市長に代わってお答えいたします。  現在実施しております所有者の空き家アンケートの調査によりますと、現在79%の方が制度をよく分からないというお答えがございます。ということから考えますと、この制度の周知の不足というのが非常に否めないところがございまして、ここは非常に実感しているところでございます。  今後は、このアンケートの回答で利活用を希望された方に対しまして登録の働きかけを積極的にまず行っていくということと制度を知っていただくということ、市報やホームページ、そして今後シンポジウム等も考えておりますんで、その中でPRをして登録者の増加にまずは取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 少ない原因は、多分よく分からないということや、それからメリットがあるかないかという点だと思います。ですから登録しておけばこういうメリットがあるよというようなことも今後、付加していく必要は大いにあるんじゃないかなという具合に思います。  それで今までは特定空家の危険なものについての対策を重点的に進めてきたけども、今後は予防的修繕に取り組んでいくというような答弁がございました。  ぜひ、以前にたまたま通りかかりましたら福定町の外浜線に面する古い、元は酒屋さんだったと思いますけども、あのところ市の職員の方が道路側の部分だけ撤去されてたように思います。ああいった場合、部分的にでもいいですから危険な箇所の除去というのは積極的にやっていただきたいなという具合に思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  灘建設部長。 ○建設部長(灘 英樹君) 市長に代わってお答えいたします。  御指摘のとおり、特に危険な空き家に対しては、それなりの措置をいち早くやっていかないといけないというふうに考えております。基本的には御本人、所有者の方の御同意というのが必要になりますんで、そこは丁寧にお話をしながら、まずは御本人さんにやっていただくということを基本に置いて、どうしても危険が及ぶということになりますと部分的にでも対応をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) よろしくお願いをいたします。  それで智頭町の例を私は挙げたんですけども、800軒ある空き家もいろんな状況が異なるかと思いますんで、これは所有者の意向もあるかと思うんですけども、どういうものに活用できるかという分類ができたらこの利用が進むんではないかというようにも思います。  境港、立派な何か古民家というのはあまりないようには思うんですけども、それでもやはり例えばデイサービスの拠点になるとか、業者の方結構探しておられるようなケースもあります。  それと本年の5月ですかね、浜ノ町のほうに民家をリノベーションした民泊施設がオープンしたということも聞いてます。こういう業者さんの意向なんかも聞きながら正確に、ここのAさんの所有してるものはこういう具合に活用できますよというような、お勧めメニューじゃないですけども、そういうものがあれば利用も進むんじゃないかと思うんですが、その辺に関してお答えがあればお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  灘建設部長。 ○建設部長(灘 英樹君) 市長に代わってお答えいたします。  今、御指摘のように、今回アンケート調査の結果の中にも自由意見としまして、例えば外国人向けの旅館をやりたいとか、障がい者施設に向けたグループホームで利用したいといったような自由意見も幾つかいただいております。  こうした中で、所有者の具体的な意向を双方で十分に確認をさせていただいて、事前に建物の利用可能な用途を仕分をしていくということは非常に重要なポイントだと考えております。活用の具体的なニーズへのマッチングをスムーズに進めるためにもそういう取組をちょっと考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  米村議員。 ○3番(米村一三君) よろしくお願いいたします。  それと活発に活動してらっしゃる団体への助成なんですけど、答弁ではそれは考えてないということでした。  多分市民のどなたでも参加できるような団体ということが想定されてるかと思うんですが、一つの何か単位がやっぱり自治会単位というのが、普通の活動にはそういうものが重点的に、地域での活動というのが一つの単位となりやすいという具合に考えますんで、いろんな事業に、全額ではなくても結構ですので、3万なり5万なりという少額でもあれば、あとは自分たちで資金を継ぎ足して事業というか、自分たちのやってる活動を活発にしていくということも可能だと思いますので、様々なことを要求しますから全てできるとは思っておりませんけども、共生社会というようなこともありますので、ぜひその辺を将来的な展望として考えていただきたいなという具合に思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 米村議員の御提案のありました小さな活動についてのことであります。  市のほうは答弁でもお答えしましたように自治会の協力報償金を出しているところでありますけれど、これ平成23年、近年、23年に700円から900円に増額して、9年がたってる状況でもあります。  それと今、教育委員会のほうでもコミュニティ・スクール、非常に推進をしておりまして、これは地域の人たちが本当に御支援、御協力のほどをもっともっと充実して子供たちのために活動を促進していく必要もございます。  それと今、御提案のあった小さな自治会単位での新たな活動ということもあります。僕は、昨日、幸神町のほうの子育て応援団のおいでおいでという活動もちょっと視察に行ってきたんですけれど、本当にボランティアの方8人の方が一生懸命子供の居場所づくりをされておられた。非常にいい取組だなということもあります。  ですからそういう市の市民活動推進補助金でちょっと対象外の事業も、自治会の報償金の増額などで賄えないのかなということもあって、そういうところ前向きに検討してまいります。よろしくお願いします。 ○議長(森岡俊夫君) 米村議員。 ○3番(米村一三君) 自治会の補助金が1戸当たり200円増額されたのが数年前と思ってました。今話を聞きまして、ざっと10年ぐらい前になりますんで、自治会も加入者が伸び悩みだそうですから、ぜひその辺の事業を進めていただきたいなと思いますんで、よろしくお願いをいたします。  それから健康づくりに関してフィットネスクラブとの関わり合いなんですけども、市内には数か所どうもあるようですから、どこのクラブも多分営業的な感覚でいえば会員を紹介してもらうとありがたいと思っておられるかと思いますんで、複数のクラブと協議をして、例えば市から紹介した方が会員になられたら入会金を減額するとか、なしにするとかというような特典をつけてあげるということも大切だと思いますんで、ぜひその辺も働きかけをやっていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  阿部福祉保健部長。 ○福祉保健部長(阿部英治君) 市長に代わって御答弁を申し上げます。  先ほどお答えいたしましたとおり、特定健診受診者のうち生活習慣の改善が必要な方を対象にフィットネススタジオのほう御案内することとしております。市内には同種の事業所が複数ございますが、それぞれに独自に会員獲得に取り組まれており、こちらのフィットネススタジオにおかれましても趣向を凝らしたプログラムの提供等、入会への積極的な取組をされているというふうに承知しております。  市の紹介でフィットネススタジオの利用を開始した人へ、事業者と協議して入会金の割引などの特典を設けてはとの御提案でございます。担当いたします健康推進課といたしましては、健康推進課題への取組を推進するためにフィットネススタジオの事業者と連携をすることにしております。連携するために定期的な意見交換の場を設けることとしておりますので、機会を捉えましてこういった課題につきましても協議をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) フィットネスクラブも新しくできたところには補助金も随分出たということもあると思いますので、ぜひその辺の協力を求めてはと思いますんで、よろしくお願いをいたします。  それと次は、コロナウイルス感染症対策についてです。  ちょっと前の話になりますが、大津市役所で感染者が出て、本庁舎が閉鎖されたという事例がありました。各支所で事務を代行してやったということで、よく調べましたら随分支所があるようでして、境港の場合はそういう場所すらありませんので、もっとその発生を抑えるということを厳重にすべきかなという気がいたします。  市内の鉄工所で足踏み式の消毒ができる器具を作れるところがあるようですので、そういうところも活用して、今玄関に置いてあるのはちょっと貧弱な感じもしますので、ぜひその辺も検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  築谷総務部長。 ○総務部長(築谷俊三君) 市長に代わってお答えいたします。  感染症対策として、消毒液、足踏み式のものをというようなことでございました。  正面玄関は一応足踏み式のものを置いとりますし、それから保健相談センターのほうにも足踏み式というものは置いております。
     話がちょっとそれるかもしれませんけども、市の職員で感染者が出た場合の対応といたしまして、現在本市で考えている対応の状況ではございますが、感染者が、発症者が出た場合は、やはりその部署の消毒をしなければなりませんし、それから共通部分であるトイレであるとか階段の手すりなど、こういったところ消毒しなければなりませんが、これ専門の業者のほうにお願いしようかと思っとります。大体消毒の期間がおおむね1日と考えとりまして、大津の例もございましたが、近場でいうと雲南市の例などもございまして、そのフロアを基本的には消毒していくと。  ただ、クラスター的に複数名の職員が発症したということになってくると、やはり厳重に消毒しなければならないという具合に思っておりますが、もし感染者が出た場合、消毒の期間は業務がちょっと止まってしまう形になる、そういうことにはならないようにしようと思っとりまして、どのように対応するかと申し上げると、本市の場合は建物が本庁舎、保健相談センター、新館、別館、分庁舎と点在しておりますので、その発症したところは使えませんが、その違う対応、例えば本庁舎で発症したら保健相談センターの講堂を代替室として1日緊急的な対応はしのごうかと、電算業務システムや諸証明の発行なども対応できるように対応してるところでございます。  また、職員で陽性者となった場合とか濃厚接触者と認定された場合は2週間出てこれないということもありますが、そういったときはその部署を経験してるOBの職員を総務課のほうで把握しておりまして、ピンチヒッター的にその職員を配置して業務を継続していこうという具合に考えております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 万が一に備えるということも大切ですので、ぜひともよろしくお願いをいたします。  次、鳥獣の被害についてなんですが、テレビで出た報道見ておりますと、大きなネットや、それからさすまたのようなものを持って対応しとられる風景をよく見ます。そういったものがちゃんと準備してあるのかなという思いでこの質問したんですけども、その点なんかはいかがなんでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) 市長に代わってお答えいたします。  イノシシ被害等にいざというときの準備はという御質問であります。  先ほど市長が答弁いたしましたが、猟友会、警察等の対策会議で箱わな、それからグローブ、それとあと捕獲用の網の必要性というのを確認をしております。それで現在そういった箱わなの追加整備等を検討しているところであります。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 何せ相手が獣ですので、職員さんにけがが起きないようなきちんと装備を準備してあげていただきたいと思いますんで、よろしくお願いをいたします。  次は、業務改善について、デジタル化ICT化キャッシュレス化に関してちょっと一つ、二つ質問をしたいと思います。  鳥取県では自動車税の納付をネットでできるようにされてまして、私も二、三度使ったことがあるんですけども、330円の手数料を納付者のほうが負担するような形になってますから自動車税プラス330円という形になるんですけども、今後そういったことを検討する際には手数料の納付、例えばカードで支払った場合ですね、というのもありかなと思いますので、その点の考え方等々ありましたらお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  中村市民生活部長。 ○市民生活部長(中村直満君) 市長に代わってお答えいたします。  今、米村議員お話しされたのは、鳥取県のほうがそれぞれパソコンやスマートフォンを使って各自でクレジットカードの情報や納付番号を入力して納付するクレジット納付と言っとるものだと思います。  本市といたしましては、納付者にとりまして便利な納付手段といたしまして、納付者の手数料負担がなく、納付書のバーコードを読み取っていただいて、時間や場所を問わずに納付ができるスマホ決済、これを導入して推奨してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) いずれにしましてもそういうケースが使ってみますに割と払いやすいということもあります。ぜひ進めていただきたいなという具合に思います。  次、産業振興についてお尋ねいたします。  GoToイートなんですけども、確かにおっしゃられますように加盟店のほうは締切りになってますんで、ちょっと今後増やすというわけにならないと思いますが、境港では購入できる場所がコンビニエンスストアと竹内団地のスーパー、2か所あるんですけども、買物行くたびにちょっと見てるんですが、まだまだ50億が全て使い切られたわけじゃないようですので、ぜひ使うというPRを市民の皆さんにしていただけたら、この打撃を受けた飲食店業界には大きなプラスになるかなという具合に思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) GoToイートでありますけども、今、議員さんのほうがおっしゃられましたように売行きのほうはちょっと伸びていないような状況だと聞いております。  それで現在、市のほうでもGoToイートに限らずGoToトラベル等GoToキャンペーンのことをホームページでPRをしております。それとGoToイートに関してはチラシを配架等しておりまして、引き続きこういったPRをしていきたいと思っております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 12月11日の時事通信の、これネットで見たんですけども、GoToイートのプレミアムつきの食事券を6月まで延長することがほぼ決まったような報道もありました。ということは多分加盟店の募集もまたあるんじゃないかと思うんです。本来的には私は商工会議所の仕事かなとは思ったりはしますけども、もうせっかくのことですので、市の持ち出しなしでできる事業ですから、ぜひその辺のPRも途切れずに行っていくことが大切かなと思いますので、重ねてありましたらどうぞ。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) 今後そういった延長等の動向を見まして、引き続きPR努めていきたいと思います。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 次は、クルージング観光についてです。関係者の中ではもう既に協議が始まってるという具合な答弁をいただいたんですが、今現在も島根半島を見るのに境の公共マリーナから出てるんだそうです。できたら乗船できる場所を水木ロードの一番端っこの辺から乗れるとか、そういうこともぜひコースの検討等もやっていくと利用者が結構増えるんじゃないかと思います。現在の観光協会美保関町支部の方がやっておられる事業についても、一月に20人から30人ぐらいの利用はあるという具合に聞いてますので、公共マリーナからの出発でそうなってますから、もっと水木ロードに近いところから乗れるようになればもっともっと利用客が増えるかなという気もいたしますので、ぜひ検討いただきたいと思いますが、それに関してお答えがあればお願いします。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) クルージングの発着場所を水木ロード、駅のあの辺りからということでありますけども、松江の観光協会美保関支部、それとこちらの境港の観光協会、それと私ども等で話をしまして検討していきたいと思っております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  米村議員。 ○3番(米村一三君) ぜひとも新たな魅力を付加していただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  荒廃農地の件ですが、農地に不向きなところを今後は工業用地にできないかということで、検討を開始するというようなお答えをいただいたと思います。確かに竹内団地、それから昭和町につきましても大規模な、大きな面積での場所が確保できないという悩みが既にあるようですので、ぜひとも進めていただきたいなという具合に思うんですが、そしてまた産業中央線沿いを見ますととても景観が悪いということもありますので、ぜひぜひ進めていただきたいと思いますが、その際にどのようなことがネックになるという具合に考えておられるかちょっとお聞かせいただけませんか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) 産業中央線沿いを工業団地にする場合、ネックになるようなということでありますけども、現在、今年の2月に鳥取県、国のほうと農用地を除外するような手続をどうするかというような協議を進めております。まずはそこをいかにクリアしていくかというようなところがネックに、ちょっと一つの課題になっております。それで現在は、当初想定しておりましたエリア以外にも、ちょっとほかにもそういった検討ができないかというようなところを今進めているところであります。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) ぜひとも進めていただきたいという具合に思います。今後、境港が人口が減りつつある中で、やっぱり企業誘致というのも一つの大きな課題だと思いますので、誘致できる場所の確保という意味からもぜひ進めていただきたいという具合に思います。  それから水木しげる記念館の検討会の中で、9か所の候補地を上げて検討された、大まかには今のところというような意見が多かったというような報告を受けました。  やっぱり我が本市の一番の目玉、観光施策の目玉である水木先生関連ですので、ぜひ既存の考え方に惑わされずに、新たな視点でどこが一番よいかという点を検討いただきたいなという具合に思います。  それとやはり以前、今現在の場所に水木ロードを造ったときには駅前の駐車場からずっと歩いてこれるようなというようなことも何か想定されて場所を決めたというような話も聞いたこともありますけども、やはり駐車場も一つの機能としての重要性もあるかと思いますので、やっぱりある程度場所的に広いところ、それとせっかくですのであまり中途半端なものじゃなくして、きちんとよその方に誇れるようなものにしていただきたいと思いますので、ぜひその辺の検討を進めていただきたいと思いますが、お考えがあればお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 水木しげる記念館につきましては、本当にうちの稼げる力といいますか、平成15年3月オープン以来もう累計の純利、黒字が6億円を超えてる、本当に税収の要でもあります。そういう施設、当然入館者の方にたくさん入っていただけるような場所も重要視しないといけませんし、それで今現在は、在り方検討会の方にも検討いただいているんですけれど、当然観光客の方のアンケートも取っております。それは当然場所も示してアンケートを取っているところであります。それと加えて、水木プロダクションの意向もきちんと確認しながら検討委員会の方たちと本当に十分な協議をしてまいりたいというふうに思います。引き続き十分な検討を重ねてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 我々もいろんな各地区、自治体の施設を視察することがあるんですけども、大体が赤字が多いんですけども、貴重な稼ぎ頭でございますので、ぜひそれが損なわれないようなことを進めていただきたいという具合に思いますんで、よろしくお願いをいたします。  次は、最後の教育問題についてなんですけども、樹木の管理、本年度の予算でも、街路樹の適正な管理を行い、道路の景観を保つために街路維持管理費が1,300万円ほど予算化されております。  教育長の答弁を聞きますと、危険を感じるようなケースで業者に頼んでというお話でしたけども、やっぱり何年かに1回、二、三年に1回ぐらいは樹木も手入れをしないと非常に景観も悪いということもあります。私もよく通って気になるのは、三中の道路に面したところ、カイヅカが伸び放題伸びてまして、西側のほうは道路にも今にもはみ出しそうな部分もありますので、そういうとこの整備とかをするためにも、ボランティアの人に頼るだけではなかなか管理ができないと思いますんで、ある程度の予算をもって順繰り順繰りと小学校、中学校の手入れを行う必要があるんではないかなという具合に思いますが、いかがでございましょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 今、議員さんから御指摘がございました。これまで学校の樹木の管理というのは、正直言って計画的ではないという部分がございます。それに加えて、敷地内の樹木が非常に大きくなりまして、ボランティアの方や学校の職員では手に負えないというような状況にもなってきております。そういったことを受けまして、令和3年度の予算に向けて樹木の維持管理経費を概算要求をしたところでございます。  今後につきましては、年次的な樹木の管理計画を策定した上で予算措置を講じて適正に管理をしていきたいと、そういうふうに思っております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) もう既に何か予算要求がされておるということですので、ぜひとも頑張っていただいて予算獲得をしていただきたいなと思います。やはり大きな木になりますと、素人ではとても手に負えないというのが現実です。私どもの昔ある保育所の木が大きくなり過ぎて困ってるというケースでボランティアで行ってたんですけども、とても手に負えないということで、プロの方に頼んで、その経費を我々の団体が払ったということもありますので、ぜひきちんと予算化、そんなたくさんも要らないかと思うんですけども、年次的に各学校の樹木が手入れができるようによろしくお願いをしたいと思います。  それと次、部活の送迎について、先ほどの教育長の答弁を聞きますと、高校の現状とは随分違うようだなという具合に感じました。  県教委のほうでは、その後、規約の見直しをしたり、来年度送迎のバス費用の予算計上を今後していくというような報道もありましたが、本市ではそういうことはされてないということでしょうね。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 部活動の生徒輸送に関しましては、これまでは県内の公立小学校、中学校、高校共通に教員が自動車で送迎するのは原則禁止、こういったルールでございました。特に公共の交通手段がないとか、あるいは大きな荷物を輸送しなくてはいけない、そういった場合は許可されておるんですが、それ以外は原則禁止。  このたび県の教育委員会のほうで県内の公共交通機関の状況、あるいは教員の用務の効率化といいますか、効率性というものを鑑みながら今回の県立学校に限定した形で教員が自家用自動車あるいはレンタカーを使用して生徒を輸送するというような規則が立ち上がりました。  この問題については中学校にも関係してくる問題でございまして、今月の17日に県の教育委員会と4市の教育長が集まって、では、小・中学校はどうするのかというようなことを協議する予定でございまして、その辺りで今後の方針を定めていきたいというふうに考えております。  それから先ほどバスの例もございました。県立のほうではこのたび予算を補正をいたしまして、バスの補助をするということになっております。これは県立の学校が部活動でバスを使う場合、公式な大会に限って補助をするというようなケースでございまして、本市におきましては公式な大会は全て市のほうで予算を組んでおりますので、こちらのほうが一歩進んでるかなというふうには考えとります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) どうもありがとうございました。私の質問は以上といたしたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(森岡俊夫君) 米村一三議員の質問はこれまでといたします。 ◎休  憩 ○議長(森岡俊夫君) ここで休憩いたします。再開は午後1時10分といたします。        (11時57分) ◎再  開(13時10分) ○議長(森岡俊夫君) 再開いたします。  引き続き、きょうどうの質問を続けます。  関連質問の通告がありますので、順次発言を許します。  初めに、柊康弘議員。 ○7番(柊 康弘君) 会派きょうどうの柊です。米村議員の代表質問に関連して質問をいたします。  初めに、共生社会の構築への課題について質問いたします。  平成28年12月14日に再犯の防止等の推進に関する法律が公布、施行され、この法律の第7条第1項の規定に基づき、平成29年12月15日に再犯防止推進計画が閣議決定されました。  この計画の5つの基本方針として、1、犯罪をした者等が、多様化が進む社会において孤立することなく、再び社会を構成する一員となることができるよう、あらゆる者と共に歩む誰一人取り残さない社会の実現に向け、関係行政機関が相互に緊密な連携をしつつ、地方公共団体・民間の団体その他の関係者との緊密な連携協力をも確保し、再犯の防止等に関する施策を総合的に推進すること。  2、犯罪をした者等が、その特性に応じ、刑事司法手続のあらゆる段階において、切れ目なく、再犯を防止するために必要な指導及び支援を受けられるようにすること。
     3、再犯の防止等に関する施策は、生命を奪われる、身体的・精神的苦痛を負わされる、あるいは財産的被害を負わされるといった被害に加え、それらに劣らぬ事後的な精神的苦痛・不安にさいなまれる犯罪被害者等が存在することを十分に認識して行うとともに、犯罪をした者等が、犯罪の責任等を自覚し、犯罪被害者の心情等を理解し、自ら社会復帰のために努力することの重要性を踏まえて行うこと。  4、再犯の防止等に関する施策は、犯罪及び非行の実態、効果検証及び調査研究の成果等を踏まえ、必要に応じて再犯の防止等に関する活動を行う民間の団体その他の関係者から意見聴取するなどして見直しを行い、社会情勢等に応じた効果的なものとすること。  5、国民にとって再犯の防止等に関する施策は身近なものではないという現状を十分に認識し、更生の意欲を有する犯罪をした者等が、責任ある社会の構成員として受け入れられるよう、再犯の防止等に関する取組を、分かりやすく効果的に広報するなどして、広く国民の関心と理解が得られるものとしていくことと明記されています。  平成30年度版の犯罪白書によりますと、平成29年の刑法犯による検挙者における再犯者は48.7%であったそうです。検挙者の約半数が再び罪を犯しており社会問題になっています。  再犯防止の取組として、性犯罪者や覚醒剤事犯、暴力や飲酒事犯の保護観察対象者に対し専門的処遇プログラムが開発され再犯防止に役立てられ、また、社会貢献活動を通して社会の一員としての意識づけ、協力雇用主の下で社会規範を身につけ就労意欲の向上などが図られています。  私は保護司として罪を犯し保護観察措置となった対象者とこれまで何人も会ってきました。収容施設から退所してきた当初はもう二度と罪は犯さない、あんなところには戻りたくないと言いますが、残念ながら何人かは再犯をし施設へ戻っていきました。なぜ彼らは再び罪を犯してしまうのか原因は様々あると思いますが、犯罪に至るまでに何かサインがあったのではないか、あと少し手を差し伸べることで防げたのではないかと悔やまれてなりません。  担当保護司が気づかなくても職場の同僚や、近所の方など周りで暮らす人はたくさんいます。罪を犯した人を避けるのではなく、更生して社会復帰する手助けを地域で行うことが求められています。そのことが安全・安心な住みよいまちづくりへとつながるのではと考えますが、市長はどのようにお考えか所見を伺います。  また、このいわゆる再犯防止推進法では、第8条で、都道府県及び市町村は、再犯防止推進計画を勘案して、当該都道府県または市町村における再犯の防止等に関する計画を定めるよう努めなければならないとされています。  鳥取県におかれましては全国に先駆けて平成30年4月に鳥取県再犯防止推進計画を策定されました。県内市町村でこの計画が策定されたところは現在ありませんが、中国地方では島根県松江市、広島県大竹市・尾道市、山口県山口市・下関市・宇部市・下松市の7市において策定されています。  この第8条はあくまでも努力義務ではありますが、本市としてどのように捉えておられるのか、県内他市の状況と併せてお示しください。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 柊議員から共生社会の構築の課題について2点お尋ねをいただきました。  まず初めに、罪を犯した人を避けるのではなく更生して社会復帰する手助けを地域で行うことが求められており、そのことが安心・安全な住みよいまちづくりへとつながるのではとのお尋ねであります。  罪を犯した人の支援に当たっては、対象者の経歴や心身の状況、本人を取り巻く環境等を踏まえて行われなければならないと考えております。  保護司や更生保護女性会員、BBS会員、協力雇用主といった更生保護団体、ボランティアの皆様には、罪を犯した人に寄り添いながら立ち直り支援に御尽力いただいているところであります。  市としましても対象者の状況に応じて保健、医療、福祉など様々なサービスが提供できるよう関係機関との連携を図るとともに、保護司の活動の拠点でもあります境港市更生保護サポートセンターの支援をしているところであります。  また、再犯防止には罪を犯した人が受け入れられる地域社会づくりが重要であり、そのためには住民の罪を犯した人への理解が不可欠であると考えております。  市では、刑を終えて出所した人への偏見や就職差別を様々な人権課題の一つとして市の人権施策推進指針に位置づけ、正しい理解と認識を深めるためチラシを作成し、講座や講演会で配布するなど啓発活動を行っております。  また、行政や市民団体で組織する社会を明るくする運動境港市推進委員会では、毎年街頭啓発パレードを行い、罪を犯した人への理解や更生保護への関心を促進しているところであります。  以上、申し上げましたとおり、更生保護に関わる団体や行政が連携して支援できる体制を整えるとともに、住民に対する理解促進を図ることが再犯防止につながると考えております。  続いて、再犯防止推進法第8条を本市としてどのように捉えているのか、県内他市の状況と併せてお示しをとのことであります。  まず県内他市の再犯防止推進計画の策定状況としましては、現時点で策定しているところはありませんが、いずれも次年度以降に策定の予定または策定に向けて検討中とのことであります。  本市につきましては、他市と計画の内容等情報を交換しながら策定に向けて検討をしてまいります。以上であります。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  柊議員。 ○7番(柊 康弘君) それでは、何点か重ねて伺ってまいりたいと思います。  まず最初の安全・安心なまちづくりのところで、様々な団体と連携してこれからも取り組んでいくということで、先ほど申したように私も保護司として活動しておりまして、地域の方にその対象者を紹介することはなかなか難しいところがあって、やっぱり私どもも守秘義務もありますし、そういったところでどういった支援ができるのかなと頭を悩ませてるところではありますが、市としましても先ほど言われたようにチラシであったり、啓発パレードであったり、そういったところでしっかりと啓発をしていただいて、犯罪者、犯罪を犯してしまうということは悪いことなんですけど、きちんと罪を償って出てきて、これから社会復帰していこうという人たちに手厚いといいますか、手を差し伸べていただいて、共に見守っていただけたらなというふうに感じたところであります。  推進計画のほうは、私のつかんでるとこだと米子と鳥取がどうやら次年度つくるんじゃないかというところで伺っておりまして、これがどちらも福祉のほうが担当しておられるように伺って、県のほうも福祉のほうの担当なんですけど、本市だと担当は、どこの部署がその担当になるのかちょっと確認をさせてください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 人権問題については担当は地域振興課、総務部で担当しておりますけれど、この計画につきましては、例えばお隣の松江市なんかもやっぱり福祉関係で地域福祉の計画の中に盛り込んでいるというところもあります。内容も重々勉強しながら、境港市としてはやっぱり福祉のほうがいいのかなというような感じでは、今現在は自分はそう思っているところであります。ですから再犯、犯罪を犯して出てこられて、地域の中でしっかりと住居、就職先、そういうところをきっちり確保する点、それとあと保護司の皆さんらと一緒になって地域でなじんでもらうというか、溶け込んでもらうようなことをしていかないといけないというふうに思っておりますので、福祉保健部のほうがいいのかなというような思いではあります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  柊議員。 ○7番(柊 康弘君) 分かりました。福祉のほうが担当かなという考えを持っておられるということで。  ただ、出所してきて住まいがなかったり、仕事がなかなか見つからなかったり、協力雇用主おられますけど、なかなかそういったところで収入もなく、生活保護になったりというケースが多々見受けられておりますんで、就職の面であったり、住居の確保の面であったり、様々な問題というか、課題がありますので、福祉だけではなくて全庁的に取り組んでいただけたらなというふうに考えておりますし、またこの策定に向けて検討していくということですんで、しっかりと議論していただいて、いい計画をつくっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  この件については以上といたします。  次の項目に行きます。次に、ICT化について質問いたします。  今定例会に提案された補正予算案に公民館への無線アクセスポイント整備事業があります。この議案が可決されると各公民館においてネット環境が整備され、自宅にネット環境がなくても公民館でリモート学習ができるようになり、児童・生徒1人につき1台の整備が予定されている学習用端末の利便性が高まることが期待されます。  子供たちだけではなく私たち大人にとっても、ネット環境は生活していく上でなくてはならないものとなっています。公民館で活動されているサークル活動でも、今後ネットを活用した活動も増えてくることが想定されます。  しかし、市内にあるサークル活動や自治会が行う地域の諸行事は地区集会所で行われることも多いと思われます。  先日、自治会の役員会に出席した際、このたび自治会で購入した65型のテレビ画面に会議資料を映し出し会議を進める試みを実施しました。その際出席者の中から、高齢者を対象にした百歳体操を大画面で見ながら行うとお年寄りにも喜んでもらえるのではないかとの意見が聞かれました。DVDなどがあれば実施は可能ですが、それでは毎回同じになりすぐに飽きてしまいます。百歳体操の動画をネットで検索すると55万7,000件もの動画がヒットし、驚いたところです。様々な自治体が行う百歳体操の動画を見ることができ、大阪市の動画には吉本新喜劇の役者さんが登場して面白おかしく演じていました。このような動画を見ながら楽しく行われたら、また次も行ってみようという気になるのではないでしょうか。  本市にも、ベニズワイガニの食べ方を分かりやすく動画で伝える名役者がおられます。ぜひとも高齢者に向けたフレイル予防の百歳体操の動画を撮影していただき、お年寄りに楽しんでいただきたいと思います。  そこで提案ですが、本市には市が設置し、自治会などが管理を委託されている地区集会所が30か所あると伺っています。全ての集会所が必要とされているわけではないと思いますが、希望される集会所にネット環境を整備し地域の活性化に役立ててはと考えますが、市長の所見を伺います。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) ICT化につきまして、希望される集会所にネット環境を整備し地域の活性化に役立ててはとのお尋ねであります。  現在、本市には、市が所有し自治会へ管理委託をしている集会所以外に自治会所有の集会所や公営住宅の集会所などがあります。これらの集会所につきましては、様々な活動で利用されていることは承知しておりますが、集会所へのネット環境の整備については、集会所の利用がその町内の住民に限定されていること、全ての自治会に集会所が備わっていないことなど他地域とバランスが取れてないことから考えてはおりません。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  柊議員。 ○7番(柊 康弘君) 考えてないという答弁で、そうだろうなとは思ったんですけど、ただ、ちょっと検討するぐらいは言ってほしかったなと思うんですが、その辺はどうでしょう。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 様々な自治会でいろんな特色ある活動も独自にされておられます。今、高松町は、そういう大型のテレビ等々を整備されて、いろいろ活用したい、健康づくりにも活用されたいということであります。午前中、先ほど米村議員にお答えしました自治会の協力報償金、その増額等も前向きに検討するということをお答えいたしましたけど、その中で各自治会が特色ある活動をしていっていただけたらなというような思いはありますので、午前中も答えましたように米村議員の質問には前向きに検討してまいりますので、その辺でお考えをいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  柊議員。 ○7番(柊 康弘君) 分かりました。  もう一つ、ちょっと聞きたいんですが、動画を撮影してはどうかということを先ほど申しましたが、私が言った名役者というのは市長のことでありますので、あのカニの食べ方のやつは大変分かりやすくて好評ですので、ぜひとも市長が百歳体操する姿を高齢者の人にも見ていただいて、一緒に健康づくり、フレイル予防に役立てられたらとは思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 本当にユーチューバーデビューで、カニの食べ方につきましては観光協会のほうでユーチューブ等に配信で紹介しておりまして、それをきっかけにNHKのほうもちょっとそれに注目して、「政治マガジン」「サラメシ」というような取材もございました。ですからどんどん私も情報発信をしていく、役者としてどんどん取り組んでいきたいというふうに思いますので、健康推進課なり長寿社会課なりと僕が使えるのかどうかよくちょっと職員とも協議して作成に向けて検討してまいりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  柊議員。 ○7番(柊 康弘君) ぜひよろしくお願いいたします。  市長の「サラメシ」のあれも見させていただいて、本当に大変原価無視した高級な料理が出されておって驚いたとこではありますが、積極的に市長も表に出ていただいて、いろんな市のPRに努めていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で私の質問終わります。 ○議長(森岡俊夫君) 柊議員の質問はこれまでといたします。 ◎休  憩 ○議長(森岡俊夫君) ここで議場を換気するため休憩に入ります。再開は午後1時45分からといたします。        (13時33分) ◎再  開(13時45分) ○議長(森岡俊夫君) 再開いたします。  引き続き、きょうどうの関連質問を行います。  平松謙治議員。 ○8番(平松謙治君) 会派きょうどうの平松謙治です。米村議員の代表質問に関連して質問いたします。  初めに、代表質問の令和3年度予算に関連し、さきに行った令和元年度決算審査特別委員会でも指摘のあったさかいポートサウナについて質問いたします。  この施設は、鳥取県の施設であるみなとさかい交流館の建設計画の中で市が提案をし、設置されたと聞いています。平成9年度に完成し、その後16年間で建設費等負担金として合計5億円を県に償還し、償還終了後の平成25年度にさかいポートサウナ部分と交流館の駐車場などが本市に譲渡されました。当初、サウナの運営は、委託契約により行われていましたが、平成18年度に直営形式での運営に変えると同時に指定管理者制度による運営を計画しました。しかし、運営を希望する者が現れず、現在の直営方式での運営となっています。  さて、毎年度の利用状況なんですが、こちらのグラフに示されるとおり、平成11年度に最高利用者数で4万2,611人、最低利用者数となったのが17年度2万6,463人。昨年、令和元年度は、3万2,725人と、ここ3年間は、多少の利用者数の回復を見せています。  しかし、収支状況は厳しく、利用者数が多少伸びて収入が増えても支出の増加を補えない状況となっています。  これまで議会においても指摘をしてきましたが、収入と支出の差、赤字となる部分を毎年度一般会計で負担することとなります。その額を利用者数で割ると1人当たり500円以上の負担をすることになります。  さらに現在、男湯が水漏れ等により使用できない状態で女湯のみを男性の日、女性の日と利用曜日に分けて運営しています。  さて、これまで議会では、このサウナの収支状況の改善や在り方について議論が交わされ、予算や決算審査のたびに指摘をしてまいりました。令和元年度においては、当初予算審査において、この施設の存廃に言及する議論もありました。決算審査特別委員会でも、さかいポートサウナの今後の運営方針について、現在、様々な検討がなされているが毎年多額の一般財源を投入している事業であることから、早急に結論を出されたいとより踏み込んだ判断を求めました。  そこで質問いたします。令和3年度の予算において、さかいポートサウナの存廃も含めた方針をお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 平松議員のきょうどうの関連質問にお答えをいたします。  まず、さかいポートサウナについて令和3年度の予算において存廃も含めた方針を伺うというものであります。  さかいポートサウナは、漁港、港湾を有する都市として船員の福利厚生と港の魅力向上を図るため平成9年に開設し、令和元年度までに74万人を超えるお客様に御利用いただいております。  令和元年度の利用者数は3万2,700人余で、開設当初と比較すると減少しておりますが、近年は利用促進の効果もありクルーズ客船の乗客の利用等増加傾向にありました。  しかしながら、建設から23年が経過して老朽化が進み、現在は男子浴室の水漏れのため片側の浴室のみでの営業となっており、利用者の皆様には大変御迷惑をおかけしているところであります。  日々の運営経費に加え、設備の老朽化に伴う大幅な修繕や更新経費など今後の営業継続には多額の費用が見込まれる一方、それに見合った収入は見込めないことから、市としましては現施設の営業継続は困難であると考えております。  しかしながら、年間約3万人を超える利用者がおられることから、利用者への影響を考慮すると直ちに施設を廃止するのではなく、令和3年度は大規模な修繕などを実施せずに現施設での営業を継続するよう考えております。  その上で、現在取り組んでいる利用者や船員に対する利用状況調査のほか漁業関係者への聞き取りの結果などを踏まえ、今後、船員の福利厚生など必要な施策を検討していきたいと考えております。以上であります。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) ありがとうございます。  私もこの施設に関しては大変厳しい状況で、このまま継続することはいかがなもんかと思うところでした。
     今のお話で、今後いろいろと調査をして検討したいということで、適切に行っていただきたいところなんですけども、その中で私ども会派きょうどうでいろいろと今後のことを話す中で、まずはもともとの設置意義、先ほど市長もお話ありましたけども、船員さんにどのような形で福利厚生を担保していくのかといったところで、例えば既存の本市にある温浴施設の割引券を発行するとか、もしくは船舶手帳等々を使った割引などということも考えられると思うんですけども、その辺今後の検討の対象の中で一つの提案ですけども、どのように思われるかお聞かせ願えませんでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 先ほどお答えしましたように、船員さんの福利厚生、いろいろな平松議員からも今、御提案がございました、そういうところを総合的に漁業関係者の方、船員さんの方、いろいろ意見を聞きながら対応していきたいなというふうに思っております。今現在担当課のほうでいろいろ案を検討いたしているところでもあります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) それともう1点、根本的なとこでちょっと心配事がありまして確認したいんですけども、お金の話です。先日、休会中に総務民教委員会を開催し、余子小学校の跡地利用について国からの補助金の返還が必要であるというような話がありました。 ○議長(森岡俊夫君) 平松議員、誠道小学校ですね。 ○8番(平松謙治君) 失礼いたしました。誠道小学校の跡地利用の課題について、国からの補助金の返還の必要があるというお話をいただきました。  このさかいポートサウナにおいて、そういった国への補助金等の返還金等が発生する可能性がないか一応確認させといてもらえませんでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) 市長に代わってお答えをいたします。  施設を廃止するに当たって返還金があるかどうかということでありますけども、返還金は発生しないものと考えております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) 分かりました。  今後この施設、用途としてはサウナで改修する方向ないということで、今は先ほど言ったもともと施設の意義というところはいろいろと今後検討していただきたいですし、もう1点、跡地利用、その場所の利用というところも考えていただきたいと思うんですけども、一般の民間の企業さんなんかで観光施設を持ってらっしゃるところ、そこなんかはよくバスの運転手さんの休憩所というところで、そういうところをしっかりつくってバスのルートに入れてもらうような、営業の一つの一環としてやっとります。そういったところでその跡の場所の利用という部分でいくと、バスの運転手さんの休憩施設であったりとか様々な利用というの考えられると思うんですけども、もし、まだないのかもしれませんが、今後の利用について何かお考えあればお聞かせ願えませんでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) ポートサウナ廃止した場合の跡施設をどうするかということでありますけども、現在跡利用については白紙の状態でありまして、今お伺いした御提言等参考にさせていただきたいと思います。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 平松議員。 ○8番(平松謙治君) 方向性としては確認できました。はっきり方向性が出ましたんで、その後は利用者の皆さん、また今後の体制というのをしっかり議論して、そごのないようしっかり体制を整えて実施していただきたいと思います。最初の質問は以上といたします。  次に、代表質問の伊達市長の基本的な政治姿勢に関連して質問をいたします。  これまでも境港市議会では、島根原子力発電所2・3号機の再稼働・稼働について議論を行ってまいりました。その中で前市長の中村勝治氏は、中国電力からの事前報告に対する意見は、鳥取県や米子市とともに保留するとのことであり、つまりは、再稼働や稼働に対する事前了解をまだしないという立場である、また、併せて立地自治体である島根県並びに松江市と同様の文言による安全協定締結を望んでいるとのことでした。さきの9月議会においての長尾議員の質問で伊達市長も同じ考えということを確認させていただいたところです。  さて、境港市議会では、議会初日に総務民教委員会で報告をしたとおり、11月17日に鳥取県の危機管理局水中副局長を招いて、島根原子力発電所の新規制基準適合性審査の状況の説明を受けました。執行部からも清水副市長をはじめ、関係職員にも参加いただいての開催でした。また、同月20日には、境港市原子力発電所環境安全対策協議会が開催され、令和2年度原子力防災訓練と島根原子力発電所の現況について議論がされたことと聞いております。  そこで境港市原子力発電所環境安全対策協議会での意見や議論の状況と、伊達市長の島根原子力発電所2・3号機の適合性審査の状況についての所感をお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 島根原子力発電所について2点お尋ねをいただきました。  まず最初に、境港市原子力発電所環境安全対策協議会での意見や議論状況についてお聞かせくださいとのことであります。  本市では、平時から島根原子力発電所周辺の環境への影響、安全対策などの状況について把握し、市民の皆様と情報の共有を図りながら健康と安全の確保に資することを目的とし、平成27年度に境港市原子力発電所環境安全対策協議会を設置しております。  協議会では、設置以来毎年島根原子力発電所の安全対策、2号機、3号機の適合性審査状況、1号機の廃炉計画、原子力防災訓練などについて情報の共有や意見交換を行ってまいりました。  本年度におきましても先月20日に当該協議会を開催し、中国電力からサイトバンカ建物の遵守業務の未実施に関する調査報告や2号機、3号機の適合性審査状況などについて御説明いただき、本市からは原子力防災訓練について報告をしました。  委員の方から、サイトバンカ建物の遵守業務未実施について、中国電力からは協力会社が行ったとの説明であったが、協力会社の過失は中国電力の過失と見ている。過去の不適切事業の説明の際にも社員教育は協力会社にも行うとのことであったはず。極めて残念だとの厳しい意見がありました。  また、本市の原子力防災訓練の実施結果報告に対しましては、子供たちが学校にいるときの避難はどうしたらいいのか、具体的な避難指示情報や避難のタイミングが分からないなど御指摘を受けたところであります。引き続き自治会やPTA等への出前説明会、市民が参加する原子力防災訓練など様々な機会を通じ周知に努めていくことをお伝えしました。  いずれにいたしましても、原子力防災について市民の皆様に御理解を深めていただくためには、まずは毎年3月市報に折り込んで全戸配布しております鳥取県原子力バンドブックを自分事として関心を持って読んでもらう工夫が必要であると強く感じたところであります。  2点目に、島根原子力発電所2号機、3号機の新規制基準適合性審査の状況についてお尋ねであります。  先ほど答弁しましたとおり、先月20日に開催された境港市原子力発電所環境安全対策協議会の中で最新の審査状況に関し中国電力から説明がありました。現在2号機について優先的に審査が行われており、令和2年10月末現在172回の審査会合が開催されております。地震、津波、重大事故対策などの審査項目36項目中31の項目は実施済みとなっており、審査も終盤を迎えているとの説明でありました。  しかしながら、対津波設計方針、火山の影響評価対策などでありますけど、それと火山などの審査中の項目もあり、審査の終了時期については見通せない状況であると認識したところであります。中国電力には厳格な審査に対し安全を第一義とし、真摯に対応いただく必要があります。  今後も島根原子力発電所2号機、3号機の新規制基準適合性審査の状況につきましては、鳥取県、米子市とも連携し注視してまいりたいと考えております。以上であります。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) ありがとうございます。  避難訓練のことにつきましてですけども、協議会のほうの議事録を見させてもらいました。なかなか皆さんに伝わってないことたくさんあるんだなというような私も認識持ったとこです。  また、その面で先ほど市長のおっしゃられた防災ハンドブックですけども、分散避難、順番順番に避難するというような話は何となくは皆さん知ってるんですけども、じゃあ、どこの道を使ってどこに逃げるのか、自分たちの町内はどこに逃げるのかというのは本当知らない方が大半だというのは現状だと思います。先ほどおっしゃったように、周知につきましてしっかりまた今後頑張っていただきたいと思います。  それと今回の避難訓練について、行政機関が災害時に様々な課題を抽出するための意義というのはすごくあったのかなと思うんですけども、議事録を読ませてもらった中で委員から訓練の参加者や規模が少ない、内容も薄いと感じたというようなことがありまして、その回答として、コロナ禍で規模を縮小して開催したという回答でしたけども、今回初めて自家用車を使った避難訓練を行ったわけですが、新型コロナウイルス感染症を理由に規模を縮小したとのことですが、仮にこのコロナがなかった場合、どの程度の規模で訓練を行うつもりがあったのかお聞かせ願えませんでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  藤川防災監。 ○総務部防災監(藤川順一君) 市長に代わってお答えいたします。  今回の新型コロナ感染症禍での避難訓練が小規模に終わったということで、本来であるとどういった程度の訓練を実施したのかという問いでございますが、今年度は住民の方々も含めまして全体で約450人、住民の方は、米子市、境港市、南部町の方が住民参加していただきまして、住民の方は約80人です。例年ですと、去年の例を挙げさせていただくと、昨年は全体で1,720人参加しておられまして、そのうち住民の方が350人参加をしていただきました。  この中で、この訓練の中で大々的に本当に、先ほども議員申されたように、自家用車による避難訓練、これは今年初めて実施したわけですが、この台数についてもごくごく規模は少なく、境港市で申し上げますと26台参加をしていただいて、そのうちの住民の方が30人程度ということでございます。  ただ、これ自家用車の避難訓練についてはあまりにも大々的に参加者を大きくすると、どうしても支障が出るということで、鳥取県、島根県についてはコンピューターのシミュレーションでこの避難訓練を行って、かなり精度高いものというふうにおっしゃっておられます。  その中で災害時の渋滞箇所、そういった箇所をスムーズに避難を行うために鳥取県においては令和1年、2年、3年という3か年かけて渋滞情報をリアルタイムに把握して、監視カメラを設置するということとか、信号を集中制御できるようなシステム開発、また住民に対して避難中の情報等を掲示できる掲示板等を整備を始めているところでございますので、今後とも鳥取県と、島根県も含めて対策取っていきたいというふうに思います。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) 市民の参加する避難訓練ということでいくと、実際そういった訓練に参加して経験するということが大変重要なことだと思うんですね。それで実際のところ自動車による避難訓練行ったときに、例えば何千台もの車が一挙に動いたら渋滞起こりまして、いろいろな社会問題は起きると思いますが、シミュレーションでは出てこないようなこともあると思います。これできるできないという話があるんで絶対しなさいとは言わないところなんですけども、例えばウオークラリー形式でいろいろな方が時間を、地域をずらしていろいろな場所から、あなたはこの時間に避難しないといけない、次の方はこの時間に避難しないといけないと災害を設定した上で、実際に動いてもらう、参加者を増やす、実際に体験してもらうというようなことも考えてはどうかなと思うとこですが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  藤川防災監。 ○総務部防災監(藤川順一君) 議員言われたように、参加をしていただくことによってこの原子力防災というのが理解を深めていただけるということで、先ほど市長も申し上げましたが、原子力ハンドブックの活用も大事ですし、実際に市民の方々に参加していただくというのも大変大事だと思いますので、今後、鳥取県等と話をさせていただきたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 平松議員。 ○8番(平松謙治君) ぜひとも避難訓練という面においては、今までもいろいろな場で体験してもらうということが大変重要だという話は皆さんしてますし、私もしてたと思います。その辺できる範囲でしっかり頑張っていただきたいなと思います。  続いて、島根原子力発電所の2号機、3号機等の再稼働、稼働についてちょっとお聞きしたいと思うんですけども、資源の乏しい日本の原子力発電事業では、プルサーマル計画があります。使用済みの燃料から再処理によって分離されたプルトニウムをウランと混ぜてMOX燃料という混合酸化物燃料というものに加工し、これを現在の原子力発電所で使用する計画です。  先日、新聞報道で青森県の六ヶ所村の再処理工場が審査に合格しましたと。それで完成は2020年度上期だが、遅れることもあるということでした。工場は着工からかなりの年月がたっており、長期間工事が止まったことによる影響への対応も必要となるということでした。  そこで、この六ヶ所村の再処理工場ですが、年間130トン、原子力発電所十数基分のMOX燃料が作れるということですが、現在新基準の中で再稼働してる原発のうち、このMOX燃料を使えるのは4基、それで審査中の原発も合わせて10基程度にとどまり、実際六ヶ所村でMOX燃料を作ってもその消費が見通せないというような報道もありました。  そこで確認なんですけども、島根原子力発電所の2号機、これはこのプルサーマル計画に準じた形で審査が行われているのかお聞かせ願いたいと思います。つまりは現在行われている適合性審査に合格すればMOX燃料を使うことができるのか、その点を確認させてやってください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  藤川防災監。 ○総務部防災監(藤川順一君) 市長に代わってお答えします。  今行われております申請基準の審査について、プルサーマル計画に準じた形で審査がされているのかということでございます。  今行っております規制委員会の審査については、MOX燃料の使用を前提として炉心の損傷防止等の重大事故への対策が規制基準に適合してるということを審査が行われておりますので、このMOX燃料の使用を前提とした審査であるということでございます。  また、合格すれば島根原子力発電所の2号機でこのMOX燃料を使うことができるのかということでございますが、先ほど申し上げましたように、審査においてMOX燃料の使用を前提としているという審査に合格した場合、このMOX燃料を島根原子力発電所2号機で使うことは可能であるというふうに思います。  ただ、再稼働の最初の燃料の装荷については、中国電力さんのほうは使用しない旨は聞いております。  また、その後においてもMOX燃料についての使用については不透明であるというふうに伺っているところでございます。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) MOX燃料について、これが平成17年ぐらいから島根県、中電、松江市等々でMOX燃料に関する使用してはどうかというような議論がなされて、平成21年度ぐらいでしょうかね、松江市と島根県としては、このMOX燃料、プルサーマル条約に対して国のほうに対して了承を得たというようなちょっと資料持ってるんですけども、その中で、これは昔の話ですけども、まだ原発がそれなりに動いてるところに、フランスとかイギリスだったか、ちょっと場所は分かりませんけども、そういったところとMOX燃料を買いますよという契約を中電さんがされたと。それに対して、連絡が不十分じゃないかというようなことが島根県と中国電力の間にありました。そんな中も踏まえて、ちょっとまだこのプルサーマルの計画の中に入ってるのかなというところは疑問に思うところなんですが、そういうことでしたので、それはよしとします。  それでこのプルサーマル計画ですが、資源の再利用とともに使用済核燃料の減量化の目的があります。六ヶ所村の再試験工場の稼働が遅れる中、2015年に国のアクションプランにおいて原子力発電所の敷地内外を問わず中間貯蔵施設や乾式貯蔵施設などの建設、活用の促進に向け、電気事業者の積極的な取組、業者間の共同、連携による事業推進の検討が必要と示されました。これを受けて電力9社と日本原子力発電所で構成する使用済燃料対策推進連絡協議会を電気事業者連合会に設置し、使用済燃料貯蔵能力の拡大に向け事業者全体で共同の研究開発、理解活動の強化、中間貯蔵施設などの建設、活用の促進に向けた検討を実施しますということで、伊方、玄海、東海第二、浜岡など貯蔵施設などの整備を進めてます。  それと先日、新聞報道もありましたけども、青森県のむつの中間貯蔵施設の建設について新聞報道がついこの間ありました。これなんですが、大手電力会社でつくる電気事業連合会が原発の使用済核燃料を一時保管する青森県のむつ市の中間貯蔵施設について原発を持つ各社による共同利用を検討している、要はその電力業グループの中で共同利用していこうというような話が出てるということが新聞報道ありました。  それで運転を開始してから40年を超える原発の再稼働をめぐり、福井県から県外の中間貯蔵施設の候補地を示すよう求められている関西電力さんの持つ燃料を受け入れてはどうかというような議論が、要はむつ市のところは、東京電力ホールディングスと日本原子力発電が受入れを前提に造ってた施設です。そこに関西電力の燃料を入れてもらえないかというような話が、内々でその原子力事業者の中であったんじゃないかというような新聞報道です。結果として、今度18日に何かしらの会見があるようなんですけども、このような状態、要は使用済核燃料の保管というものの問題が顕在化してるのじゃないかと思ってるところです。  それで経済産業省の燃料サイクルの現状という2018年11月の資料で、現在国内に貯蔵されている使用済燃料は1万8,000トンで、これは国内の貯蔵容量約2万4,000トンあるんで、75%を占めていると。  また、ここからちょっと重要なんですけども、これまでフランス、イギリスにおいて再処理をしてもらったMOX燃料材料、プルトニウム、これが国内に10.5トン、それとは別にフランスとイギリスに36.7トンあるとのことです。  これまで境の議会で高レベルの放射性廃棄物の最終処分について私いろいろと議論させていただきましたが、この経済産業省の資料によると、最終処分場の建設、そうですね、結局高レベル放射性廃棄物の地層処分である最終処分場の建設には処分地の選定だけでも文献調査で約2年程度、概要調査で4年程度、精密調査で14年と、法律に基づく調査だけで約20年程度かかるとされてます。ちなみに建設期間については記載がありませんでした。  こういう中で、島根原子力発電所において中間貯蔵施設の建設整備予定はないというふうに聞いております。仮に島根原子力発電所が稼働すると使用済核燃料が次々生まれますし、先ほど執行部からお話しいただいたプルサーマルの枠の中で使うということになれば、六ヶ所村の再処理燃料施設でMOX燃料に加工され、高レベル放射性廃棄物となるプルトニウムの保管や処分というものの責務も発生してくるんじゃないかなと思います。どちらにしても使用済みの核燃料や放射性廃棄物の保管、処分をしないといけないという問題が残ると思います。  そこで私、思うことなんですけども、地震などの災害は起こるかもしれません。起きたとしても、もしかしたら被害が出ない可能性もあります。未確定な事柄です。  しかし、核燃料の保存や保管や処分、これは必ず必要となってくることで、この必ず必要となることに対して解決策が確定していないということが私は大きな問題であるとずっと思ってます。今後、原子力発電所の政策を判断していく上で最も重要なことであると私自身は思っておりまして、今後、島根原子力発電所に関して境港として稼働の是非について判断していかなければなりません。ぜひとも伊達市長には、このことをしっかり考えていただきたいと思うんですけども、所感をいただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 今、本当に詳細にわたって平松議員から核燃料の再処理、保管等々の御説明がありました。本当に最終的にはそれが確定しないと、原発を動かしていく以上どんどんそういういわゆる核のごみが出ていくわけですから、そういうものもきちんと処理していく体制が取らないと原子力発電所の稼働は理想的なものにならないというふうに思います。ですから、そういう観点もしっかり踏まえながら考えていきたいというふうに思います。ありがとうございました。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) ありがとうございます。最終的な判断は、まだこれからのことになります。ぜひともその辺も十分に考慮していただきたいと思います。  では、次の質問に入りたいと思います。次は、市民生活の安全・安心に関連して豪雪時の除雪対策について質問させていただきます。  境港での雪害・豪雪といえば、古くは昭和38年に最大積雪量93センチを記録した三八豪雪がありました。  近年では、平成22年末から23年正月にかけての年越し豪雪、積雪量が72センチ。漁船の転覆や電柱が倒れるなど大きな被害がありました。  平成30年にもマイナス8.1度を記録する寒波があり、1週間程度、路面が凍りついたこともありました。  さて先日、広島気象台が発表した3か月予報によると、今年は赤道付近の東太平洋で海面水温が低くなるラニーニャ現象が発生し、西日本に寒気が流れ込みやすくなり、年明け1月の山陰地方は冬型の気圧配置になることが増え、例年か例年以上の積雪量が予想されているということです。  さて、本市では、国道・県道・市道や一部歩道の除雪を鳥取県と協調し、建設業者の協力を受け実施する体制をつくっています。先月、建設業者の方々と今年度の除雪体制について会議があったと聞いております。そこでまず、今年度の除雪体制について、例年との変更点がありましたらお聞かせください。  さて、これまでに議会の場で除雪体制を強化するために、オペレーターの技術力向上や人材確保を目的とした研修などを開催してはと提案をさせていただきました。当時の担当部長からは、業者の方々と協議したいとのことでしたが、具体的な取組がなされているのかお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。
     伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 豪雪時の除雪対策について2点お尋ねをいただきました。  まず最初に、本年度の除雪体制について例年との変更点はどうなのかということであります。  本市の除雪計画につきましては、平成30年2月の大雪の経験を教訓に委託業者やオペレーターの人員、使用機械を増やし、除雪能力の拡充を図るとともに、業者の能力に適した除雪延長や担当路線など体制の強化を図ったところであります。  本年度の除雪作業につきましては、先月16日に県、市、境港管理組合などの道路管理者や運送業者などの道路利用者による除雪合同対策協議会が開催され、作業範囲や手順の確認を行いました。市においては、先月30日に委託業者との除雪会議を開催し、除雪計画に基づく除雪体制や路線、基準等の確認を行い、体制を整えたところであります。  次に、除雪体制を強化するために研修会などの開催を提案したが、具体的な取組がなされたのかというお尋ねであります。  オペレーターの確保につきましては、若手人材の育成を図るため鳥取県と連携し、除雪機械運転手育成支援事業費補助金制度を平成31年度に新たに創設しました。初年度は6名、本年度は2名の取得があり、人材の確保等体制強化が図られたところであります。  また、鳥取県が開催している除雪オペレーター育成研修会に5名が参加したほか、各業者においては熟練者による指導を行い、個々の技術力の向上に努めていただいております。以上であります。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) ありがとうございます。除雪のオペレーターの育成ということで、しっかり頑張っていただいている、県のほうもやってらっしゃるということで、大変力強く思います。  では、ここからは、今まで結局公助ということで公的機関がやる除雪の話でちょっと質問させてもらったんですけども、ここから自助・共助という観点で質問させていただきたいと思います。  昨年、学校環境の整備として各学校で迅速な除雪ができるように全ての小・中学校へ小型除雪機が整備されました。また、これに伴い、一部の学校に事前に配備されていた除雪機が公民館に移され、公民館についても全ての館に配備されたのではないかと思います。  各公民館においては、この除雪機を各自治会や自主防災組織などの団体に貸し出しできるような体制を取っていますが、周知のほうは、いかがになったかなと思うとこです。ホームページには記載されていましたが、これまでもあまり使用されることもなかったように聞いておりますので、雪が少なくて使われなかったのならよいのですが、困っている方にそのことが伝わってなければ宝の持ち腐れになると思います。告知とか広報について現況をお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  藤川防災監。 ○総務部防災監(藤川順一君) 市長に代わってお答えします。  公民館に配備してある小型除雪機の貸出し、広報についてということでございます。  今、各地区に公民館に配備してあります小型除雪機の貸出しについての広報ですが、これは先ほど議員おっしゃったとおり、ホームページ、また毎年市報の12月にこの利用方法等を掲載しております。  また、昨年、一昨年と2年続けて実施をさせていただいたんですけど、除雪機の操作講習会、これには自治会、防災組織の関係者の方々が数多く参加をしていただきまして、この除雪機の貸出しというところについては一定程度皆さん御存じであると、浸透しているというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) ありがとうございます。  広報に関して、市報は多分1月市報じゃないかなと。12月には載ってませんでしたので、多分来月、例年1月に載ってましたんで。載ってましたか。すみません。私の漏れのようですね。すみません。  それと公民館のほうにちゃんとそういった貸出しのマニュアルであったりとかというのも置いてあって、知っていれば借りられるでしょうし、本当大雪になったときには、しっかり借りてもらえるんじゃないかなと。今お聞きした講習会等もやってらっしゃるということで、大変力強く思ってます。  それとこれまでに除雪機の整備ということで、宝くじの助成金であったり、様々な助成金を使って整備をしてはということでお話をさせてもらいました。たしか上道で2年連続で除雪機を整備されたということで、これも市報に載ってたと思うんですけども、各自治会さんにおかれてもそういった整備、自主防災会組織においてもそういった整備というのができるということを、また広く広報していただきたいと思います。  それで今度学校の関係のことでちょっと可能かな、どうなのかなと思うとこなんですけども、今コミュニティ・スクールというのが、まだ二中は最終的なスタートはしてないと思うんですけど、今、一中と三中でスタートして、そういったコミュニティ・スクールという組織の中で除雪機の貸出し、ボランティア体制というのはできないのかなと思ったりするとこなんですけども、行政とか教育委員会から押しつけるものではないと思うんですけど、その辺いかがなもんでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 学校での除雪について、コミュニティ・スクールの組織を使ってという御提案でございます。  まず学校が今所有をしております除雪機は、これは一番には牛乳等が早い時間帯に学校に届いてまいります。そういったトラックの道路の確保でありますとか、それから教員が早く出勤してきますので、教員の駐車場確保、こういったところを優先ということを考えて学校のほうに配置をしております。  それから子供たちの通学路につきましては、積雪が15センチ、こういったことが見込まれるときに優先的に業者の方に除雪をしていただくというようなことで現在取り組んでおります。  それで御提案のそういった地域の中の組織で除雪をしていただくというのは、非常にありがたいことだなというふうに思うわけですが、子供たちが登校するような時間を目指しての除雪ということになると、結構暗いうちからの作業になるかなということが予測できますので、帰りの道をかいていただくようなことも含めてまた話は出していきたいというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) ありがとうございます。  実際小学校とか中学校にある除雪機見させてもらって、その除雪機で駐車場のスペースとか本当にやろうと思ったら、かなり大変かなというのを率直なとこ感じとります。そういうこともありますけども、せっかく除雪機あるんで、それを有効に使っていただける環境というのを、これは私は、先ほど教育長からお話しいただきましたけども、その地域の人だったり、実際ボランティアをしたいなという人たちが自発的に話が出るような形がいいのかなとすごく思ってます。  それで今回社会福祉協議会と境港青年会議所、それと市のほうでボランティアセンターの協定を結ばれたということで、直接的にこの除雪には関係ないのかもしれませんけども、例えば社協であったり、青年会議所、自治会、自主防災組織、そういった何かしら、あと学校のPTAですね、そういったもので何かしら本当に何かあったときにぱっと動けるような連絡、協働の体制というのができないかなとすごく思うとこです。これは本当に強制するものではなく、自らが動き出してやるべきものだと思うんですけども、その辺市長、協働のまちづくり進めていく上で、何かお言葉いただければと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 協働のまちづくりを推進する上で、こういう除雪の件についても本当に地域で皆さんが自主的に支え合って除雪活動する、本当にいい取組であるというふうに思ってます。先進的なところは、上道地区は本当に除雪隊を設営してやっておられます。そういうところをどんどん地域というか、境港市全域にきちんと好事例は広報もして、周知もして、自分たちの地域の課題の解決のために自ら考え行動できる体制を整えるということが非常に大事だと思います。本当にいい御提案ありがとうございました。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。 ○8番(平松謙治君) 終わります。 ○議長(森岡俊夫君) よろしいですか。 ○8番(平松謙治君) はい。 ○議長(森岡俊夫君) 平松謙治議員の質問はこれまでといたします。  以上できょうどうの代表質問を終わります。  本日の一般質問は以上といたします。 ◎散  会(14時38分) ○議長(森岡俊夫君) 次の本会議は、明日15日午前10時に開き、引き続き一般質問を行います。  本日はこれをもって散会といたします。   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。          境港市議会議長          境港市議会議員          境港市議会議員...